5月10日(水)、八代市で起きた殺人未遂事件と関連はあるのでしょうか。

八代市で5月14日(日)、不審な人物の目撃情報があり、警察が5月16日(火)も捜索を続けています。

5月10日(水)、八代市植柳元町(うやなぎもとまち)の球磨川の河川敷で、40代の女性が知り合いの男に刃物のようなもので切りつけられました。

男は、車で逃走しまだ見つかっていません。

事件から4日後の5月14日(日)、八代市坂本町で「空き家から不審な男が出てくるのを見た」と空き家の持ち主から交番に通報がありました。

空き家から出てきた男は逃走し、近くの沢で、ナンバープレートのないシルバーの軽乗用車が見つかりました。

警察によりますとその軽乗用車は、女性を切りつけた男が逃走で使った車と似ているということで、警察が殺人未遂事件との関連を調べています。

逃走車に似た車が見つかったこの集落は…

記者「こちらの集落は高齢者が一人で住んでいるところも多く、その隣も空き家と、人住んでいない家も点在しているということで、住民からは不安の声が聞かれました」

住民「今のところ全部鍵を閉めてますよ。もう二晩不安ですよね。14日からきょうで三日ですもんね」

住民によりますと、この集落には20人以上が住んでいますが、10軒ほどが空き家になっているといいます。

警察は、5月17日(水)にもこの地域を中心に範囲を広げて捜索を続ける予定です。

車が見つかったのは住民が少ない地域。

事件が起きたのは、八代市役所からおよそ2キロ南の住宅街に近い、球磨川の河川敷です。

警察の話では、被害者の女性も、切りつけて逃走した男も鹿児島から来ていたとみられるということでした。

今回逃走に使われた車と似た車が見つかった場所が、事件現場からは直線距離で7.5キロ、車で行くには約25分かかる山間部です。

事件現場に最も近い八代インターチェンジや、八代市の中心市街地とは別の方角となっています。

現場周辺に暮らす住民の不安は募るばかりです。