車両の老朽化などに伴い、今シーズン限りでの引退が決まっているJR九州の「SL人吉」の出発式が8日、熊本駅で行われました。

熊本駅で行われた出発式には、SL人吉を一目見ようと多くの鉄道ファンが集まりました。

SL人吉ファン「今回引退なのでさみしいですよね。走る姿・止まっている姿・動いてる姿、全部目に焼き付けていきたい」
乗客「今回乗るんですけど、1年間で何回か乗ってお見送りしたいという気持ちはあります」

SL人吉は、車両の老朽化や技術者の確保が難しいことから、来年3月で運行を終えることが決まっています。

また、本来走っていた肥薩線が2020年の豪雨で被災したため、熊本~鳥栖間で運行されます。

川底正剛(かわそこ せいごう)熊本駅長たちの合図で、汽笛を鳴らし鳥栖駅に向けて出発したSL人吉。

今後は、土日や祝日を中心に運行される予定です。