新型コロナウイルスの感染者が熊本県内で初めて確認されてから、2月21日で3年です。この3年間でウィズコロナは定着しましたが、市民のニーズは新たな段階に移っているようです。
大西一史 熊本市長「熊本市内で初めて新型コロナウイルス感染症の患者が確認されました」

「ついに、熊本でも」3年前の2月21日、県内初となる新型コロナの陽性患者が熊本市で確認され、大西市長は翌日の未明に緊急の会見を開きました。
記者「こちらの店舗でもマスクは完売。そしてこちら、消毒液も売り切れています」

県内の薬局からはマスクや消毒液が姿を消し、多くの店には行列もでき、緊張感が一気に高まりました。
しかし現在、あれほど手に入らなかったマスクの売れ行きはというと…

シモカワ薬局下通店 井上修 店長「現状は潤沢に商品を入荷している。前年比でいうと8割ぐらいの売れ行き。3月13日から(マスク着用は)任意にとなっている。それの影響か」
この薬局では、マスクの着用について政府が3月13日から「個人の判断にゆだねる」としたことも一因とみています。一方で、最近になって品薄になりはじめた商品が。

井上店長「第8波が始まったころから患者さんが増えて、のどに龍角散がいいという噂が広がって、それが今も継続している」
「龍角散のど飴」を中心にのどをケアする商品が品薄になっていて、コロナの後遺症に対処するため買い求める人もいるということです。

井上店長「コロナにかかられた方で、長期でのどの不快感が残る方が結構買って行く」
ウィズコロナの生活の中で「予防から対処へ」消費者の意識が変化しているようです。

医療現場はこの3年間、常に厳しい状況にさらされてきました。
熊本市南区にある「東病院(あずまびょういん)」。新型コロナの入院患者受け入れ病院です。
東病院 東謙二 理事長「どういう対策をすれば有効なのかということも、手探り状態で最初はじまった」

これまでに受け入れた患者は120人あまり。現在も1人が入院しています。
今年5月には新型コロナの「5類」移行を控え徐々に落ち着きを見せる県内の感染状況。ただ、この病院では、今後、職員の感染対策をどうするのかまだ決まっていません。

東理事長「5類に落ちたからといってC装備でいいのかB装備でいいのか、マスクと手袋だけでいいのか決めかねている」
さらには病棟のゾーニング方法や面会の制限緩和など、解決すべき課題は山積しています。

東理事長「やはりある程度、国で方針を決めていただきたいというのが私たちの気持ちです」
県によりますと、3月上旬には国から方針が示される見通しだということです。









