そして、少女が決めたこと――

少女は「産む」と周囲に伝えた。

絵本「それでも、障害のある17歳の女の子の出産物語」 発行:三恵社

【ことばがき】私たちから見れば、その決断はあまりに安易だったかもしれません。それでもそれは、「彼女が決めたこと」だったのです。

赤ちゃんの父親もまた多子世帯で知的障害があった。家にはごみが散乱していた…

少女は、母子支援もする山本さんの障害者グループホームに入所した。

【ことばがき】もしかしたら、彼女はなぜここに来ることになったのか、理解できなかったかもしれません。自分にとって、何に支えが必要なのか、なぜ支えが必要なのか、わからなかったのだと思います。でも確実に、栄養は摂れていない、清潔保持ができない、そういった環境にあった