天草拓心(たくしん)高校が所有する実習船が、災害時の通信手段確保のため活用されることになりました。

きょう1月11日、県庁では、熊本県とNTTドコモが覚書を交わしました。


天草拓心(たくしん)高校の実習船「熊本丸」は、操船技術やトロール漁業などを学ぶための船で、現在年間およそ110日、実習で使用されています。


県はおととし2021年6月、災害時に通信手段の確保を支援する協定をNTTドコモと締結していて、今後「熊本丸」は離島や陸路が絶たれた沿岸部に携帯電話の移動基地局などを運ぶために活用されるということです。


天草拓心高校の中村洋介(なかむら ようすけ)校長は、「県民の役に立ち実習船の有効活用に繋がる」と新たな役割の創出に期待を寄せています。