そして格闘が始まった

まず、パックが開かない。

先生に助けてもらい、どうにか「飲み口」は確保したものの、家では常にコップを使っています。パックに直接 食らいつくワイルドなスタイルなど経験したはずもありません。

牛乳は、健介くんの予想を裏切る軌道を描きました。

一気に流れ込んできた牛乳が口から溢れ、机にも制服にも飛び散ったのです。

健介くんはこの時、こう悟ったそうです。

「これは難しい。一生うまく飲めないかもしれない……」

しかし、本当の戦いは放課後に待っていたのです。