熊本市動植物園で飼育員がサイに襲われて、けがをしました。
今日(4月26日)午前11時ごろ、熊本市東区健軍の熊本市動植物園から「50代の男性がサイに倒された」と119番通報がありました。
警察などによりますと、けがをしたのは飼育員の男性(54)で、頭蓋骨などを骨折していて重傷ですが、命に別状はないということです。
熊本市動植物園によりますと、今日は繁殖のため、クロサイのオスとメスを引き合わせる予定で、けがをした男性を含む2人の飼育員で作業をしていました。
2頭のサイは仕切りが設けられた運動場にいましたが、飼育員たちはサイたちをいったん寝室に移し、その間に仕切りを外す作業などをする予定でした。
寝室は三つの部屋に区切られていて、オスのサイは奥の部屋に入れられたはずでしたが、何らかの事情で、本来はいないはずの手前の部屋にいたサイと飼育員が鉢合わせとなり、飼育員は角で突き飛ばされ、柵に頭を打ちつけたということです。
けがをした飼育員は合わせて20年以上、サイの担当をしているとのことです。
動植物園は今日、午前9時に開園していましたが、一般客にけがはなく、隔離された場所で安全が確保されていることから、営業を続けています。
いずれのサイも2018年に和歌山県のテーマパークから熊本市動植物園に移っていて、これまでに飼育員が倒されるなどの事故はなかったということです。
オスは今日、寝室に収容していますが、あす(27日)から一般公開を再開します。
オスは24歳で、重さは1トンほどあるということで、警察が作業手順の確認などを進めています。
熊本市動植物園は「ご心配をおかけして申し訳ない。希少動物の繁殖の役割を果たすため、再発防止のための対策を進めたい」と話しています。









