フェリー会社の社長の本音は…

共同フェリー 野付一郎 社長「燃料の高騰がきつい。だいたい年間4000万円だった燃料費が、ここ数年6000万円台に。赤字です」

2026年はさらに軽油の価格が上がり、厳しさは増しています。

共同フェリーは定期運航に5隻を使っていますが、購入から40年以上経つものもあり、今後、買い替えが必要になった場合、経営が立ち行かなくなり、減便も避けられないと言います。

共同フェリー 野付一郎 社長「燃料高騰の情報が入ってきて不安が強い」

こうした状況から、2026年4月7日、熊本県を含む全国知事会が、離島への船の運航を維持するため事業者を支援するよう、国に求めました。

御所浦島で生活する人は約1700人。島の人にとってフェリーは欠かせない存在です。

島民「買い物に行くしないと困る」
島民「どうか続けてください。今日も病院に行く人が何人もいた」
島民「フェリーがなくなったら、どうしようもない。この島は」

さらに食料品や日用品も、フェリーを使って島の外から届けられます。

天草下島から来た卸業者 向田義明さん(83)「ここに栄養ドリンク剤もあるし、ちり紙もあるし、とにかくないもんはないぐらい」

他、牛乳や冷凍食品も持ってきていました。

週に1度、フェリーに乗り、御所浦を訪れている向田さん。車で島をめぐり、集落の小さな商店にも食料品を届けます。

「こんにちはお世話になります」

この商店は、特に移動手段が限られる高齢者にとって大事な買い物の場所です。

地域の商店「やめてもらったら困るという人もいるし、若い人は困らないけどお年寄りは困りますね」

島の人の生命線とも言えるフェリー、その定期船は安定した運航を続けられるのか。事業者は状況を注視しています。

共同フェリー 野付一郎 社長「イラン情勢を注意して見ていかないとどう変わるかわからないからそこは心配」