今日(19日)付けで辞職する熊本県球磨村の松谷浩一村長が、職員たちに見送られ役場を後にしました。
松谷浩一村長「(花束贈呈後)本来であれば、退任式をしていただける立場ではないということは分かっています。(涙ながらに)今回の混乱をおこしたことに対し、改めてみなさんにお詫びを申し上げます」

松谷村長をめぐっては、村議会の議決を経ずに村の土地を無償で貸与したことなどで村政の混乱を招いたとして、12月12日に村議会が不信任決議案を可決しました。辞職か議会の解散かを迫られた松谷村長は、議会に辞職願を提出し、おととい(12月17日)議会が同意していました。

63歳の松谷村長は、2020年に当時の現職を破って初当選し、去年3月、再選を果たして2期目の途中でした。
最後に松谷村長は、職員に向け、「今後は村長選挙後の新しい体制のもと、球磨村のためにがんばってほしい」と激励し、役場を後にしました。

なお、松谷村長の辞職に伴う球磨村長選挙は、1月25日に投開票の予定です。









