100年前に熊本の少年が見た映画が記憶を頼りに描いたペン画と、活弁、そして生演奏で蘇りました。

坂本頼光 活動写真弁士の語り「なりませぬ、浅野さま。殿中でござる、殿中でござりまするぞ」

活動写真弁士・活弁とピアノの生演奏で再現されたのはキネマ画「忠臣蔵」です。

1926年に公開された日本で最初の映画スター尾上松之助主演の無声映画「忠臣蔵」。

当時15歳でそれを見た山鹿市の芹川文彰さん(故人)が、記憶だけを頼りに3年をかけて再現したのがこのキネマ画です。

坂本頼光 活動写真弁士の語り「離せ!離してくれ、武士の情けじゃ、今、一太刀、あの老人めに今、一太刀を」

実に500コマ180ページにも及び、臨場感あるタッチに語りが加わり観客を魅了しました。

芹川少年が描いたキネマ画「忠臣蔵」は合志マンガミュージアムで12月23日から展示されるということです。