炊事・洗濯も「川湯」で
この川湯、浴槽は4つに仕切られていますが、全身浴だけが用途ではありません。
一番上流側の槽は野菜や食器を洗う場所として使われ、一番下流側の槽では汚れたものを洗ったり、中にはペットを洗ったりする人もいるといいます。
「そこは規制はしていません。ペットの毛は片付けていただければ構わないと思います」と、お皿洗いからお風呂まで、生活に密着した温泉ならではの使い方です。
野菜が洗えるということは、このお湯は口にできるということでしょうか。
兒玉さん「通な人は、焼酎のお湯割りに使うというのも聞いたことがあります。非常にまろやかになるそうです」
飲用は個人の判断に任せているということですが、入浴だけでなく、生活用水や飲料としても愛される、まさに地元の特権といえる名湯です。
しかし、観光客の増加に伴い、マナーの問題も浮上しているといいます。












