12月8日に北海道の釧路市に引っ越す、熊本市動植物園の人気者「マルル」。そのマルルを追いかける男性がいます。

11月のRKK熊本放送の取材では、飼育員ではないにもかかわらず、マルルの次の行動を言い当てました。

「マルルの行動は大体わかる」と断言する男性。一体なぜ、ここまでマルルに詳しいのか?その1日に密着しました。

竹田さんの朝は早い

午前7時20分。身支度を済ませて自宅から出てきたのが、マルルを追いかける竹田伸一さん(64)です。

竹田さん「開園と同時に入園できるように、7時20分に出るわけです」

毎日のように、決まった時間に通っているのが熊本市動植物園です。

午前9時の開園に間に合うように、八代市の家から約1時間、車を走らせます。
動植物園に到着すると早歩きで一目散に向かうのは、もちろんマルルのもとです。

この時間に訪れるのには、理由があります。

マルルの朝食タイムを見ることができるからです。

竹田さん「食べるとこがかわいいでしょ」

朝食タイムの1時間後、竹田さんは県外からの来園者に話しかけていました。毎日観察しているからこそ、分かることがあります。

竹田さん「これが出発の檻です。これにマルルが入る練習をしよっとですよ。だいぶ気になっとっとです」