熊本県八代市にある国の名勝「松浜軒」で、歩道に倒れる危険があった長塀の修復工事が完了しました。12月3日から公開されています。

高さ2m、長さ32mの松浜軒の東側を囲む長塀は、庭園内の樹木の成長や台風などで基礎部分が盛り上がったことから歩道側へ倒れる危険があり、修復工事が行われていました。
工事は、基礎部分を押し上げている高さ18mのクスノキの大掛かりな撤去作業から始まりました。

発掘調査を経て、古い木材も再利用され、土壁は漆喰仕上げで修復されています。
12月3日は完成を祝い、長塀横の稚児神社前に関係者が集まり、お祓いなどの神事が行われ完成を祝いました。
松浜軒を管理する 松井神社 松井葵之宮司「とにかくホッとしています。今までの塀と同じように長くもってほしい」










