古代人からのメッセージが詰まった「古墳」。
文化庁よりますと、全国にある古墳は約16万基で、実は、コンビニエンスストア(約5万6000店舗 ※帝国データバンクより)の3倍近くもあるんです。

2016年の熊本地震では、多くの古墳が被災しました。
中には、地震から10年近く経った今、ようやく復旧に着手する古墳もあります。その内部にカメラが潜入しました。
「豪族」の石棺 その状態は・・・?
記者「歴史の教科書で馴染みがあるという方も多いのではないでしょうか?こちらの江田船山古墳では、12月3日から復旧工事が始まります」
国指定の史跡である熊本県和水町の江田船山古墳は、5世紀後半に作られた前方後円墳です。

75文字の銘文が刻まれた国宝の大刀などが出土していて、ヤマト政権の大王に仕え、菊池川の下流域を治めた豪族「ムリテ」が埋葬されているだろうと考えられています。
12月3日から始まる復旧工事を前に、特別に石棺がある部屋への立ち入りが許可されました。
和水町教育委員会 西山真美さん「被災状況をリアルにお伝え頂くということで、このドアを開けようと思います」

石棺の横には側壁が崩れないよう応急的に土嚢が積まれています。
肝心の石棺は・・・?









