「みんなが登りやすい山」に潜むワナ

俵山というと、一見「なだらかな開けた山」という印象が強いですが、実は、今年の7月には「下山ルートを間違えて」、去年の8月には「下山中に足を負傷してはぐれて」遭難者が出ています。

なぜ遭難が相次ぐのか、今日の捜索にも加わり、登山に詳しい、アウトドアと登山の専門店「シェルパ」の阿南大吉さんに聞きました。

捜索に参加 阿南大吉さん「みんなが登りやすい山ということで、正規ルート以外に大勢の人に踏み固められて脇道ができやすい。放牧された牛がつくる獣道もあって迷いやすい。また、昨日は視程2mほどの濃い霧が出ていた。慣れた山でも慎重に、が大切」