蒸留酒「ジン」の香りづけに使う植物の栽培が5日、熊本県南小国町で始まりました。

南小国町の住民や地元の中学生たちが植えているのは「ジュニパーベリー」という香料植物です。

主催者によりますと、この「ジュニパーベリー」は蒸留酒「ジン」のさわやかな香りづけに不可欠な植物ですが、栽培から収穫までに3年から5年ほどかかるなどの理由から、国内でまとまった栽培はほとんど行われていないということで、今後南小国町での特産化が模索されています。

「農業を体験をしたことが無いが意外と楽しかったし、これが二十歳になったときに飲めるのであれば素敵だなと」(参加した中学生)

主催者は植樹祭に参加した中学生たちが二十歳になるころに収穫祭を開きたいとしています。