公用車についたテレビに対するNHKの受信料未払い問題を受け、熊本市の大西一史市長は「団体割引を適用し、まけてもらえるのであれば…」と述べました。

公用車でのNHKの受信料未払いは、熊本市だけでなく全国で相次いでいて、一部の知事からは「視聴のない受像機の受信料を支払うことは、自治体の財政負担につながる」として、ルールの見直しを求める声が出ています。

今日25日の記者会見で、この問題について見解を問われた大西市長は、熊本市の公用車約170台分の受信料も、現行のルールに従って支払うべきとしながらも、テレビを見る車と見ない車に分かれていると、事情を説明しました。

大西市長自身の公用車ではNHKを見られる状態で「災害情報など危機管理上、有益だ」と述べた上で「公用車は災害対応など公的に使っているので、団体割引があれば」と提案し、会見に参加していたNHKの記者に「本部の方へ伝えて欲しい」と働きかけを求める一幕もありました。