熊本県第2の都市、八代市の市長選は昨日24日に告示され、4期目を目指す現職と元副知事の新人の一騎打ちとなりました。

有権者は、次の舵取り役にどちらを選ぶのでしょうか。

現職の中村博生(なかむら・ひろお)候補(66)は、事務所の前で選挙戦をスタートしました。

無所属 現職 中村博生候補「八代をどんどん今から進めるのは私しかいないと思います。自信をもって4期目もやらせてくださいよ」

自民党や公明党の他、約100の団体から推薦を受ける中村候補は、8月10日からの記録的な大雨で被害が出ていることから、「災害に強い町づくりを進める」としています。

さらに3期12年で国や県と信頼関係を築き、子育て施策などを実現したと実績を例に挙げ「関係を生かして八代の発展に繋げたい」と語りました。

一方、元副知事で新人の小野泰輔(おの・たいすけ)候補(51)が第一声の場に選んだのは、大雨による被害が大きかった千丁町でした。

無所属 新人 小野泰輔候補「子ども達のために誇れる八代を残していけるのか、それとも今のように行政に対する不信、政治に対する諦め、こういったものが渦巻いている八代のままでいいのか」

小野候補は、衆議院議員だった経験を生かし「異常な気候変動に対応するため、農林水産業の予算拡充や制度の新設を国に強く求める」と訴えました。

また、税金の使い道など、市民への情報公開を進め「透明性の高い市政を目指す」としています。

八代市長選挙の投開票は次の日曜日8月31日です。