記者「こちらの鮮魚店は全ての水槽が水に浸かり、店内は泥だらけになったということです。現在も復旧作業が行われていますが、そのような状況でも店は営業を再開しています」
上天草市松島町の「浅畑鮮魚」は先の大雨で甚大な浸水被害を受けました。
お盆のかき入れ時に被災したことで、店主の浅畑和哉さん(64)は肩を落としました。
浅畑和哉さん「水が入ってきて昼前にはこのくらいまで水が来ました。絶望的な感じで」
それでも、天草の刺し身を待っている人達のためにと、すぐに復旧作業を始めたのです。
浅畑和哉さん「『孫が帰ってくるから食べさせたい』って皆さんおっしゃるから
どうしても作りたかった」
絶望的な状況だったにも関わらず、2日後には営業を再開し、毎日20人を超える人が手を貸してくれたといいます。
浅畑和哉さん「涙が出る思いだった。みんなが色んな手伝いをしてくれる。それが一番ありがたかった」
刺し身を受け取った人は・・・
50代男性「よく開けてくれたなと 感謝の気持ちが強い」
70代女性「助かりましたこんな忙しい中、我が家が大変なのにみんなのためにしてくれて」
浅畑和哉さん「こっちが勇気をもらったみたいでありがたい」
浅畑さんは明日も厨房に立ちます。
なお、浅畑鮮魚は、壊れた水槽や冷蔵庫の修復などのため来週からクラウドファンディングを行う予定です。









