熊本赤十字病院が、公衆衛生の改善や医療従事者への技術指導のため、バングラデシュに職員を派遣することになりました。
バングラデシュに1年間派遣されるのは、熊本赤十字病院の看護師 日隈妙子(ひのくま たえこ)さん(50)です。

バングラデシュは、自然災害などによる公衆衛生の悪化が課題となっています。そこで、日本赤十字社は、公衆衛生の改善に向けた技術の指導や知識の共有などを目的に、初めて看護師を派遣することを決めました。
日隈さんはこれまで、戦争で傷ついたイラクの人たちのための外科実地研修や、パレスチナ難民への医療支援などの経験があることから、今回、現地の医療従事者たちへの技術指導や支援に選ばれました。
熊本赤十字病院 日隈妙子看護係長(50)「世界のことを知れば知るほど、明日をも知れぬ人々がたくさんいる現実にとても心を痛めている。私にできることは非常に小さなこと。大きなことは決してできないが、そうした小さなことの積み重ねがいつか誰かの命をつなぎ、支える力になると信じている」
日隈さんはあさって(13日)熊本を出発し、東京で研修を受けた後、4月18日に現地へ向かいます。









