無断欠勤を続けたとして、熊本市職員の男性が退職させられていたことがわかりました。

分限免職処分を受けていたのは、当時、北部クリーンセンターに勤務していた60代の再任用職員の男性です。

「有休を使います」その後…

熊本市によりますと、2021年3月18日ごろにこの男性から「年休(有休)を使う」と連絡がありましたが、休み期間が終わった3月30日以降も電話がつながらず、行方不明となりました。

そのため市は、この年の6月28日付で男性を分限免職処分としました。

市はこの処分を市役所の掲示板に貼り出しましたが、報道などを通じた広報はしていませんでした。

男性は1981年に採用されましたが、それまで勤務態度に問題はなく、悩みの相談などもなかったということです。

市は現在もこの男性と連絡が取れていないということで「連絡がつかない以上、処分はやむを得なかった」と話しています。