政府は、半導体など重要物資の生産拠点整備を後押しするための交付金について、熊本県に約51億円を交付することを決めました。

この交付金は、道路など拠点に必要なインフラの整備に充てられるもので、政府は今年度の補正予算に89億5000万円を盛り込んでいます。

交付金は熊本をはじめ、北海道、岩手県、広島県の4つの自治体に配分され、TSMCの工場が立地する熊本県は約58パーセントにあたる51億4300万円の交付が決まりました。

51億4300万円のうち、46億1000万円が道路整備に、その他は下水道整備(2億9000万円)や工業用水道整備(2億5200万円)に充てられます。

熊本県の木村敬知事は「チーム熊本で要望してきた成果。引き続き、渋滞対策を含め半導体関連産業の集積に取り組み、経済安全保障の一翼を担って参りたい」とコメントしています。