熊本市の大西一史市長が先週、スケジュールの見直しを表明した『市電の延伸計画』について、市は2月の定例市議会で正式に計画の延期を決める考えです。

きょう(1月27日)の市議会特別委員会では、「市電の延伸計画」の延期が議題となりました。

市は当初、市電の健軍町電停から熊本市民病院前までの約1.5キロを延伸し、2031年度に全線での運転開始を目指していましたが、去年(2024年)運行トラブルなどが相次いだことを受け、安全管理を優先するため計画を延期する考えです。

市が示した延期の方針に委員から異論は出ませんでした。

一方で市議会は2024年9月、延伸に必要な実施設計費など、予算案をすでに可決しています。このため市は2月の市議会に、予算案全額の「減額修正を求める補正予算案」を提出する予定で、新たな予算案の可決をもって延伸計画の延期が正式に決まります。