生活保護の医療費扶助について、55世帯に支給ミスがあったことを熊本市が明らかにしました。支給ミスの総額は約206万円に上ります。

熊本市によりますと、支給ミスがあったのは、南区役所での生活保護です。

生活保護は、保護を受けている人の収入によって行政からの医療費扶助の金額が変わります。

しかし今年6月、生活保護に関する会議で、一部の医療扶助費で、本来本人が支払うべき費用を市が支払っていたことが発覚。南区役所で2020年以降、5年間の記録などを確認したところ、55世帯への支給ミスが発覚しました。

区役所の担当者の認識不足などが原因で、市による過払いが51世帯、支払い不足が4世帯でした。

1世帯あたりの過払いの最大額は51万円で、市は今後、過払い分は返金を求め、支払い不足分は改めて支給します。