■ 情報発信なのだから動画の視聴回数が全て、なのでは…?
今、自治体はSNSを生かした情報発信に取り組んでいます。ただ、実際にやってみるとそこにかけた予算と成果が見合わないのでは?という事態も。

15日の熊本市議会。
質問に立った議員の指摘は…

荒川 慎太郎 議員
「せっかくアップされたにも関わらず、再生回数が 30回に満たない動画が 30本近くあります」

熊本市の公式YouTubeチャンネルの再生回数についてです。
2011年10月に開設以降、動画が1443本アップされていますが、その再生回数を見てみると…71回・21回・50回など、100回未満の動画がなんと半数以上の 808本です。

ただ、熊本市の肝いり事業ということもあり再生回数およそ40万の人気コンテンツもあります。
しかし、その制作費はというと・・・

熊本市政策局長
「『LOOK UP Kumamoto』(再生数 39万)が1199万円。『おじ旅in熊本』(再生数 37万)が1000万円」
再生回数トップ3の3本の動画だけで2000万円以上の予算が投入されているのだとか。

熊本市はこの状況に「動画の目的や性質がさまざまであるため、視聴回数にも違いが出ている」としたうえで「多くの人に見られるよう努力したい」としました。

今後、どのような努力をするのか注目です。