昭和43年(1968)10月、天草市(旧:本渡市)に開園した交通公園の映像です。

交通公園とは、敷地内に小型の信号機、標識、横断歩道などがあり、ゴーカートや自転車などで遊びながら交通ルールが学べる公園のことです。1960年代~1970年代は自動車の普及とともに子供の交通死亡事故が大きな社会問題となっていました。その対策として、安全に遊ぶことができて、しかも交通教育もできる「交通公園」が推奨されるようになり、全国各地に次々と作られました。天草市(旧:本渡市)の交通公園もその中のひとつです。

当時ニュースはこう伝えています。「本渡市(現:天草市)には遊びながら子供達に交通マナーを身につけさせようと九州で初めての児童交通公園が出来上がり、きょう開園式が行われました。

式には近くの小学校から200人の生徒が出席しました。

神事のあと久山助役らがテープを切って開園。

広さ250平方メートルの公園には、小型信号機や横断歩道などが作られています。早速本渡南小学校の160人の生徒たちがゴーカートや自転車を使って交通マナーの勉強をしました。」