児童養護施設で育った子どもたちの進学を支援しようと18日、熊本県内の企業が集まり新たな奨学金団体を設立しました。

この「くまもと未来奨学会」は熊本県内の企業18社が設立したものです。

児童養護施設などから大学や専門学校に進学する子どもたちを対象に、入学支援金として30万円を給付するもので(返納不要)、今年は7人が対象となりました。

県養護協会によりますと、大学・専門学校などへの進学率は全国平均が約80パーセントなのに対し、児童養護施設などで育った子どもたちは約40パーセントに留まっているということです。

代表世話人の久我(くが)彰登(あきと)鶴屋百貨店会長は「企業主体の この取り組みが全国にも広がるような奨学金制度にしていきたい」と話しています。