「4人で半日かける作業」をハチが負担

熊本県山都町でミニトマトを栽培している谷川さん。年間約30トンを収穫しています。
ここで使われている虫が…
キングラン南国農園熊本 谷川健太郎社長「『マルハナバチ』と言いまして、トマトの受粉を手伝ってくれる虫、ハチですね」
マルハナバチがトマトの花からミツを集める時、トマトの受粉を手伝ってくれるのです。

アグリセクトは、このマルハナバチを生産・販売しています。
導入する前の受粉は手作業。花に特別な薬品を振りかけていました。
谷川社長「4人で半日かけてやるので、その分をハチにやってもらうと我々が別の作業に専念できる」
体長は約1.8センチで人を刺すことはほとんどないというマルハナバチ。純国産のため、仮にハウスなどから逃げ出しても、生態系に与える影響が少ないと言われています。

――まさにパートナー?
谷川社長「パートナーですね、彼らがいないとやはりいいトマトができない」
今後、アグリセクトは九州発の新たな商品の開発を進める予定です。