熊本県立天草拓心(たくしん)高校の実習船『熊本丸』がきょう(5月8日)、苓北町の富岡港を出港しました。

苓北町の富岡港で行われた出港式には在校生をはじめ実習生の保護者も参加しました。

式では鬼塚博光(おにつか ひろみつ)校長が、「大海原の雄大さや、紺碧の海の美しさを体感するとともに海の厳しさを学んできてほしい」と激励。

これに対し、古閑本天飛(こがもと あまと)さんが、「この51日間の航海を通して職員として果たすべき役割と責任について学びたい」と決意を述べました。


3年 野中貢明さん「緊張していますけど、1か月半の航海を頑張っていきたいと思います」

3年 古閑本天飛さん「船舶の運航技術とか船舶職員としてどうあるべきかなど心構え、人間性なども磨いていきたいなと思います」

このあと熊本丸に乗り込んだ19人の実習生たちは、在校生や地元の保育園児たちが見送る中、富岡港を出港しました。

実習生たちはこれから51日間、大阪や広島の港に寄りながら航海術の実習などを行う予定です。