鹿本高校のサッカー部員が落雷で意識不明の重体となった事故で当時の状況が明らかになりました。

事故が起きたのは4月3日の午後2時35分ごろ。宮崎市にある鵬翔(ほうしょう)高校のグラウンドに雷が落ち、サッカーの試合などをしていた18人が病院に運ばれました。

そのうち、鹿本高校サッカー部の1人が意識不明の重体となっています。

8日、熊本県教育委員会が当時の状況を説明しました。

事故が起きる3時間前、午前11時35分ごろに遠い場所で雷鳴があったためハーフタイムを延長しましたがその後、午後2時35分までは雷鳴は一度もなかったということです。

今回の事故について県教委は「現段階では学校側に過失があるとは言えない状況」としています。

県教委は今回の事故を受け、全ての教職員を対象に事故防止を目的とした研修をしますが、どういう状況になったら練習をやめるかなど明確な基準は示されていません。