熊本県の天草地方では、早期米の田植えを前にコシヒカリの種蒔きが始まりました。

種蒔きが行われているのは、天草市河浦町(かわうらまち)にあるJAあまくさの育苗センターです。

農協の職員がプラスチックの箱に土を入れた後、コシヒカリの種もみを機械を使い次々と蒔いていきます。

そして水分を与え、日光の吸収がいいように種もみを土で覆うと、ビニールハウスに持ち込まれます。

ハウスの中で種もみは、5日ほどで発芽し、約1か月で田植えができる15センチほどまで成長するということです。

JAあまくさの管内では、稲作面積の9割が早期米で、河浦町の育苗センターでは、コシヒカリの苗が約2万4000箱分育てられます。

早期米の田植えは3月末から始まる予定で、収穫は8月ごろが見込まれています。