高さ12メートルの2つの岩。福岡屈指の観光地“糸島”の海で、岩を結ぶ「巨大しめ縄」の掛け替えが行われました。毎年、ゴールデンウイークのこの時期に行われるもので、多くの観光客に見守られながら、長さ30メートルの縄がはられました。
◆重さ1トンの縄に3000通の“願い”

RKB永牟田龍太「巨大なしめ縄を持った氏子たちは海をわたって夫婦岩に縄をかけに行きます」

福岡県糸島市の櫻井神社で氏子ら約60人が行なったしめ縄づくり。家内安全などの願いが書かれた3000通を編み込みながら、3時間かけて長さ30メートル・重さは1トンほどの巨大なしめ縄が完成しました。

観光客「なかなか勇気がないとあそこまで上がれないと思います」
外山穰也宮司「五穀豊穣を祈る祭りなので、秋にいろんなものが豊かに実ることが大事です」
しめ縄は、二見ヶ浦の沖合にある夫婦岩を結ぶもので、年に1回、この時期に掛け替えられます。観光客が見守る中、海を渡った氏子たちは、高さ12メートルほどの夫婦岩にのぼり縄をかけました。
◆12時間かけて門司港のまつりに来た人

RKB下濱美有「カレーパンの中にはホテルのカレーが入っているそうです」
門司港(福岡県北九州市)で開かれている門司海峡フェスタ。焼きうどんや焼きカレー、地ビールなどの地元グルメに加えちょっと贅沢な限定商品が並びます。中には、キャンピングカーで静岡から来た家族もいました。

静岡からの観光客「昨日の夜7時に出て朝の7時についたので12時間かかりました。サービスエリアの混雑がすごくて入れなかったです」
このフェスタは4日まで開かれています。
◆各地の催しに客足戻る

東峰村で5日間開催される「春の民陶むら祭」。約50の窯元が工房を開放し、小石原焼などを特別価格で販売しています。新型コロナの影響で2年間中止になったものの去年に続いての開催で客足も戻ってきているということです。
来店客「去年より全然お客さんが多いです」
窯元「コロナ禍の2年間は苦しかったのでやっと今までの民陶祭に戻ってすごくうれしいです」

一方、佐賀県神埼市にある国の名勝「九年庵」では5日まで春の一般公開が行なわれます。明治時代に佐賀出身の実業家・伊丹弥太郎が、巨額な経費と9年の歳月をかけて築いたことから名付けられた九年庵。モミジや苔などの鮮やかな新緑が訪れた人たちの心を癒やしていました。
観光客「緑が豊かで春を感じるところが素晴らしいと思います」