福岡県北九州市の武内市長が3月議会に提出した市長と副市長の給与を削減する条例案について、市議会の委員会は付帯決議を付けた上で可決しました。本会議で採決される見通しです。 

◆委員会が市長給与10%削減を採決

22日午前、北九州市議会の総務財政委員会が開かれ市長の給与を10%副市長の給与を5%削減する条例案について採決が行われました。

「賛成者は挙手をお願いします」「挙手」

採決の結果条例案は賛成多数で可決されました。その後、自民党会派から市長の給与を決める審議会を開く基準を明確にするよう求める付帯決議案が出されこちらも可決されました。

◆給与削減だけでは「物足りない」の声

市長の給与の削減案をめぐっては20日、武内市長が「行財政改革の覚悟を示すため」と説明したのに対し、委員からは「身を切る改革としては物足りない」など反発する意見が出ていました。条例案は23日の本会議で採決が行われ可決・成立する見通しです。