飲酒運転により高校生2人が犠牲になった事故から、9日で丸12年が経ったのに合わせ、福岡県内では飲酒運転の特別取り締まりが実施されました。


◆12年前の2月9日に高校生2人犠牲

飲酒運転の特別取り締まりは、9日夜から10日朝にかけて県下一斉に実施され、警察官約360人が出動しました。

今回の取り締まりは、福岡県粕屋町の町道で高校生2人が、飲酒運転の車にはねられて亡くなった事故から12年が経つ日に合わせて実施されたものです。

粕屋警察署 川口修交通管理官「飲酒運転事故の記憶を風化させずにですね。自分の身の回りから飲酒運転をなくしていくという気持ちを持って、生活をしていただきたいと思います」


◆酒気帯び運転で1人検挙

今回の検問では、1人が酒気帯び運転で検挙されました。県内の飲酒運転の検挙件数は、20年前と比べると5分の1以下に減りましたが、近年は下げ止まりの状況が続いています。