排水ポンプ場の機能不全が豪雨被害の拡大につながった福岡県大牟田市で、建て替え工事が始まった。排水能力を1.2倍に向上させる。


◆39億円かけて“増強”
建て替えが始まった「三川ポンプ場」の起工式には関好孝市長など約50人の関係者が出席した。三川ポンプ場は2020年7月の豪雨の際に浸水。排水できなくなり、周辺の被害につながった。このため大牟田市は、約39億円をかけてポンプ場を建て替えることを決めた。


◆2026年度に完成予定
大牟田市下水道課・松永伸一課長「ポンプ設備、機械・電気設備が浸かることなく運転し続ける状態のポンプ場を作ります。一定程度の浸水緩和が図られると考えております」

新しいポンプ場は排水能力を1.2倍に向上させるほか、防水扉を置き浸水対策も強化する。旧ポンプ場の隣に建設され、2026年度に完成する予定。