長引く寒波の影響で、福岡市の青果市場の野菜や果物の取り引きは例年同時期に比べ2割ほど少なくなっています。
◆野菜の流通に大きな影響が

RKB原口佳歩「福岡市にある青果市場です。寒波は、野菜の流通にも影響を及ぼしています」

福岡大同青果によりますと、27日に取り引きされた野菜や果物の量は、例年同時期比で2割ほど少なくなっています。雪で収穫ができなかったり、交通の乱れで到着が遅れたりしているのが原因です。

福岡大同青果 青柳宏営業促進課長「一番大きかったのは、雪で物流が止まった影響。高速道路の上でトラックが立ち往生していますよね。まさしくあの中に、いろんな青果物を積んでいますので、当然動かなかったらモノが着かないと」
◆八百屋さんの店先では
流通量が減ると、当然価格ははね上がります。
八百屋桃太郎薬院店 佐藤美奈さん「急に価格が上がったのが、葉ものですね。ホウレンソウや春菊、キュウリも上がっています」

福岡市中央区の八百屋では、鍋に欠かせない白菜のほか、ホウレンソウなどが10~30円程度値上がりしていました。今のところ品切れになる野菜はないということですが、不安を抱いています。
八百屋桃太郎薬院店 佐藤美奈さん「この寒さが続くと、ハウス栽培の野菜が値上がりしないか心配。オイル高もあるので」