リノベーションして貸し出したら「高い家賃設定となる」
「令和5年住宅・土地統計調査」によると、全国の空き家空きビル数は900万2000戸、空き家率は13.8%と過去最多となった。
団地のオーナー 吉浦隆紀さん
「購入した団地は2棟で90万円。一般の方でも購入可能な価格です。しかし解体するには莫大なお金がかかる上に、更地にしたところで買い手がつくとは思えない場所です。普通、不動産業者はリノベーションした部屋を貸し出すケースがほとんどですが、改装費を上乗せした家賃で貸さなければ収支が合わない。そうすると、高い家賃を払って借りる価値がある、利便性の良い場所にある物件に限られるのです。そのようなわけで入居者に内装をお任せしています」
廃墟団地での経験を糧に、空き家・空きビルの利活用が出来る人材を輩出し、街の再建に貢献するのが吉浦さんの目標だ。現在福岡県内に27棟の空き家や空きビルを購入し、DIYによる改装を進めている。DIYするのは借主や吉浦さん自身、あるいは会社のスタッフなどケースバイケース。時にはワークショップを開催し、DIYを体験してもらう事もあるという。
団地のオーナー 吉浦隆紀さん
「10年以内に、九州の空き家・空きビルを1万棟再生させるのが目標です。とてつもない数字ですが、その100分の1でも実行できれば、街を元気にすることが出来るのではないかと思っています」
クセ強めの入居者に、ツワモノの団地オーナー。しかしさらに、独特の世界観を持つ入居者が現れた。
うっそうとした藪の中に立っているB棟でオープンしたのは「秘宝館」。各地の「秘宝館」が次々に閉館する中、廃墟団地にアダルトミュージアムを誕生させたのは36歳の女性だ。
続編に続く
「いつか廃墟に住めたらいいなと思っていた」1万円で借りた築75年の団地でアダルトミュージアム 平成元年生まれ、昭和の緩さが好きな女性(36)がオープン
RKB毎日放送 ディレクター 石川恵子







