「DIY」の材料費はオーナーが負担なぜ?
実は、家賃月額1万円だから「全部自分たちだけで改装してください」という訳ではない。
団地のオーナー吉浦隆紀さん(49)が代表を務める「吉浦ビル」は、古い建物をDIYでリノベーションして利活用することを得意としている。吉浦さん自身もいわばDIY職人。この団地でも、75年前に備え付けられた台所シンクや板張りの床を、ドリルやのこぎりを駆使し入居者と一緒に取り外す。
団地のオーナー 吉浦隆紀さん(49)
「戦後間もない1950年の建物なので、工事を請け負った職人たちにとっては初めてのコンクリート造りの大型物件だったはず。床板をはぐと、当時の職人さんがコンクリートが乾く前にうっかりつけてしまった地下足袋の跡も残っていますよ」
吉浦さんは、初心者にもわかるようにDIYを指導する。しかも材料費はすべて吉浦ビルが負担し、必要な道具類も無償で貸し出している。
団地のオーナー 吉浦隆紀さん
「私は今の入居者全員がずっとここを借り続けるとは思っていません。むしろここで培ったDIYの技術や、店舗経営の経験生かし、次のステップとして空き家や空きビルを活用できる人材を育てたいと考えています。」







