これまでの方針転換

福岡県 服部誠太郎 知事
まずあまり長くなってはいけませんが、少しワンヘルスについてお話をさせていただくと私自身、新型コロナの時に、コロナ担当副知事でありました。
1期目、知事に就任した時はまさにコロナの真っ最中、最盛期で非常に尊い人命が多く失われて社会・経済・地域も大打撃をこうむった。
やはりこういったことを二度と繰り返してはならない。
私達の子供や孫たちの命、健康というものをしっかり守っていかなきゃならないという思いを強くいたしました。
そういうことでワンヘルスというものが、目的に沿った理念を持っているというふうに考えたわけであります。
ワンヘルスは、WHO、G7でもこの推進が重要であると位置づけられ、国においても厚生労働省にワンヘルス対策推進室というものが設置されていて、国としても推進体制が整備されつつあります。
このように、やはり世界的にも人々の命と健康を守っていくための重要な取り組みであるということは、ご理解をいただきたいと思います。
しかし、その制作取り組みの重要性としまして、私達がこれまで取り組んできた施策事業というものがですね、やはり様々なワンヘルス関連予算についても非常に大きいのではないかというご指摘もいただいております。
やはりまず一つは、日本においてワンヘルスの知名度が非常に低いということも一つあったわけですが、我々がかねてからずっと取り組んできた、例えばイノシシからの被害から田畑を守るような防護策の活用、これが年間9億円ほどかかるんですが、こういったものであるとか、あるいはもう築50年以上経った保健環境研究所や家畜保健衛生所の老朽改築経費、こういった主たる目的が別にある事業までワンヘルスという冠をつけた。
明確な基準はなくワンヘルス関連予算として整備をしてきた。
このことによって額的にも膨らみ、県民の皆様からの疑念や誤解というものも生じさせることとなってしまった。
このことについて非常に深く反省をいたしております。
やはりもっと丁寧に、考えご説明をしてくるべきだったというふうに思っております。
こういったことも踏まえて、県の行政改革審議会においてワンヘルス施策全般についてご審議をいただく。
検証をしていただき今後の政策施策のあり方についてご提言をいただくということにしております。
この行革審の結論、ご提言というものが出るまで、特に今、報道各社からも報道されておりますけれども、県民の皆様から疑問やあるいは疑念というものがまだある中で、そして行革審でご審議をいただいている中で新しい事業に着手すべきではないと考えまして、この行革審の結論が出るまでは新規の事業には着手しないとしたところでございます。










