阪神・淡路の教訓「落橋防止装置」破損の衝撃

九州の南北を結ぶ八代ジャンクション。NEXCO西日本によると、熊本地震の影響で、付近の3つの橋で損傷が確認されました。

九州道の川田橋。路面が大きく波打っています。

同じく九州道の片野川橋は、路面に段差ができ、そして、南九州道の妙見第一橋。橋の連結部分ががくんと落ちています。

地震による高速道路の被害といえば、31年前に起きた阪神・淡路大震災で、高速道路の高架が倒れ甚大な被害が出ました。

この地震をきっかけに、橋のつなぎ目には橋桁が落ちるのを防ぐ「落橋防止装置」の普及が進みました。

九州大学・地震工学研究室 梶田幸秀教授
「ここに見えているものが落橋防止装置で、普段はこの水色の道路部分と、この緑色の道路部分をつないでいる。横方向のずれを抑制して、落ちることを防いでいる」

こう話すのは、九州大学で橋の耐震を研究する梶田幸秀教授です。

NEXCO西日本によると、損傷した3つの橋すべてに落橋防止装置が備えられていました。

しかし、妙見第一橋を見てみると、落橋防止装置は破損した状態に。

九州大学・地震工学研究室 梶田幸秀教授
「落橋防止があろうがなかろうが、ここの被害だけに着目すれば、ほぼ(被害は)変わらなかったと思います」