地元事業者を守る「小箱」の選択 家賃高騰でも出店しやすく

サザエさん商店街通り連合会 川崎慎吾 会長
「家賃の高騰で広いスペースはなかなか借りられないですよね。小規模事業者や地元で商売をやってる方が出店しにくい環境もあるので、小箱で初期費用が安く出店できる形を取り入れた」
「商店街には地元の人や小規模事業者が商売しやすい空間があるべき」と話す川崎さん。

近くには100年以上の歴史を持つ西南学院大学もあり、若い世代も行き交う街。
だからこそ、あえて『身近で人と人との距離が近い』昔ながらの商店街の風景を残したいと考えているのです。
さらに、出店した飲食店側にとってもこの小さなスペースを選ぶ切実な理由がありました。

「北海」オーナー 荻田英二さん
「(コロナ禍の後)全体的に時間が早くなって、2次会3次会に行かず立ち飲みで”ちょっと一杯飲んで帰る”文化が生まれていると感じる。かなり幅広い年齢層の来店があるので実感しています」

「たこ焼き酒場」 古賀綾乃さん
「今、立ち飲みが全国的に人気が出ていますし、せんべろもあるんですけど、昼飲みで午後5時まで1000円。(店舗が)大きかったら(その価格で)どうしてもできない。コンパクトになることで、お客さんに還元もできる。」
都市開発の波に抗う“防波堤”
時代が移りゆくにつれ、効率重視の高層ビルやマンションへと姿を変えていく商店街。
川崎さんの挑戦は、その都市開発の中で忘れられつつある「街の温かみ」と、「商店街らしさ」を守る防波堤となっています。

サザエさん商店街通り連合会 川崎慎吾 会長
「昔は人が(まっすぐ)歩けない通りでしたので、本当に昭和の古き良き時代のように、なかなかまっすぐ歩けないような商店街の雰囲気もいつか戻せたらいいなと」







