雪が降る鳥取 移動が厳しいため三弥子さんに車を買い与える
鳥取大学入学後、三弥子さんのキャンパスライフは充実していた。
フォークソングのサークルに入り、アルバイトもしていたという。
大庭さんが三弥子さんに娘に車を買い与えたのも、大学入学後だった。
冬は雪が降り、アルバイト先への移動が厳しいと三弥子さんの申し出たためだ。
大庭さんが車を買ったものの、三弥子さんはアルバイト代から少しずつ車代を返済していた。
ある日、三弥子さんが前触れなく帰宅した。
大庭さんは当初、ホームシックだと思ったという。
大庭茂彌さん
「そうじゃなかったんです。20歳でしょ、21でしょ。そしたらね、おしゃれをしたいわけですよね。鳥取市内にはあんまりいいとこがないって。やっぱ福岡に行かなきゃあかんって。それで1人で車を運転して帰ってきたんです。それで帰ってきたときに、『お前どの道帰ってきたとや』って言う。『一般道を通ってきた』って言う。『遠かけん、時間もかかるし、大変やろうもん』って言うたら、『でもね、高速走ったら高速代金とかなんかで金がいるけん』そしたら娘が帰ってきた目的は洋服を買いに帰ってきたんやから、天神で洋服の品定めをして、そしていい自分が合った服を買って帰る。そのために来たん」
高速代を節約し、鳥取から一般道で洋服を買うために戻ってきたのだ。
大庭茂彌さん
「1日目はもう天神の地下街とか、あそこらへんやね。あっちこっちもう、品定め。お前さっきこの店来たろうがって言う。『自分の気に入ったのが無いと買えんけん、出たり入ったりすると』って言う。それで1日を費やしました。で『もう足がね、痛くなったけん、お父さんならここでちょっとベンチで休んどくけんお前行ってこい』って言って。それで2日目に、お金を持って気に入ったものを買って、そしてまた夕方、夜帰ったんです。うちの娘もね、やっぱ頑固なところは頑固なんですよ。自分がこうと思うたらそれをせんと気がすまんっていうタイプ」







