獅童「この世界観は歌舞伎にぴったり」 絵本『あらしのよるに』との出会い

バズーさん:『あらしのよるに』だったらその世代のお子さんとかも読み聞かせでね、知ってる物語ですもんね。
獅童さん:そうなんですよ。僕、最初にこの作品に出会ったのは、それこそ読み聞かせ、テレビ絵本という番組で子供たちに本を読み聞かせするような番組があったんですけど、それでこの作品と出会って。この世界観っていうのは歌舞伎にぴったりだなと思って、歌舞伎化したのが2015年だったんですね。普遍的なストーリーと言いますか。登場人物が、人間が1人も出てこないですね。登場する役者が全員動物ですから。歌舞伎は人間がキツネを演じたりとかする演目もございますので、そういった意味では歌舞伎にぴったりなんじゃないかなと思って、歌舞伎化したんです。
バズーさん:人間が出てこない世界観をどういう工夫でやってらっしゃるんですか。
獅童さん:動きであったりとか、衣装のちょっとした工夫であったりとか、着ぐるみを着なくてもそれらしく見える工夫を目指して。芝居もそうなんですけど、わりかし古典的な作りなんですね。歌舞伎の中にあるもので、それをちょっとした変化をつけることでその動物に見える、というような工夫をしてるんですね。それは衣装屋さんであったりとか、かつらですね、床山さんだったりとか、皆さんでこの動物はこういう頭の格好がいいだろうとかっていうことでやってます。







