覚醒剤漬け、売春を強要された少女 HIV感染期の自覚症状を語る

水谷修さん(夜回り先生)

アイは目立ちすぎた。
中学2年の7月7日、七夕集会の後、7人の先輩たちに乱暴された。
アイは明日を捨て、覚醒剤漬けにされ、売春を強要された。

水谷さんが我が家に連れて帰り、心のケア、体のケア、医療的なケアを始めたところ、クラミジアという性感染症になっていた。
治療のため友人の病院に連れて行った帰り際、アイが恐ろしいことを言った。

水谷修さん(夜回り先生)
「『半年ちょっと前かな?売り(売春)やった3日か4日後、あそこにプツプツ出来物ができて、37度1分か2分、本当に微熱なんだ。熱がちょっと出て、でも熱そんなに高くないのに体中が痛くてかったるくて2週間動けなかった。でも2週間でケロッと治った』その瞬間にドクターと僕と顔面蒼白になりました。HIV感染期に唯一女性で起こる自覚症状です」

HIV検査をした結果、陽性だった。