制作過程で「テストはするが打ち合わせはない」

Q では声優として制作過程で演出家・プロデューサーと話し合ったり、資料を読み込んだりすることはありますか。
声優 関智一さん
ないです。全然ないですね。
やりとりを数回することも稀にありますが、全くない時もあります。

Q えっ?本当ですか。いきなり本番を迎えるのですか?
声優 関智一さん
いやいや、テストはしますよ。
でも打ち合わせなどはないです、別に。

Q ええー?信じられない。
じゃあこの役は「こういう感じで」という打合せもないのですか?
声優 関智一さん
ええ。あんまりないですね。
最初に「あってもなくても同じ程度」っていうんでしょうか、「一応説明しますね」という面会には来られたりしますけど。でも本当にわずかな時間です。
また、まだ絵ができてないというか、色が入っていない下書き段階での収録、基本的にはそういうことばっかりです。

Q では、そのキャラが話している様子が見えていない状態で収録することも?
声優 関智一さん
そういう状態でやることもあるっていうね。
そうやって、500ぐらいの役柄を声で演じてきました。
あぁ、これをひとつの役として数えていいのか、わかりませんが、アニメ『仮面ライダーゴースト』という作品では、その1作で15から18役を演じていますから。
そういった意味では、500といわず1000の役ぐらいは達しているかもしれませんね。ポケモンでもそうでしたね。