人道支援・制裁解除にも反対しない 家族会、苦渋の譲歩
家族会は『もし北朝鮮が全拉致被害者を返してくれるのであれば、日本が北朝鮮に人道支援、医療支援することには反対しない』『日本が独自にかけている制裁を解除することにも反対しない』ことを掲げている。
横田拓也さん
「大きく舵を切ってるんです。私たちは被害者です。被害者が譲歩する必要がないんです。それでも会話をしなければこの問題、解決しないんじゃないかと思って、今のような方針を掲げています」
当時の親世代は、新潟の港に万景峰号が入ってくる時、「船は入ってくるな」「家族を返せ」と訴えてきた。
そうした苦しい思いを知っている中で譲歩して会話をしましょうという選択を取ることは、拓也さん個人の中でも抵抗があった。
だが、親世代が健在なうちに帰ってこれなければこの問題は成功とは言えない。
苦渋の判断で、今の方針を掲げている。







