過去の教訓生かした段階的補助
急な価格変動による市場の混乱を抑えるために始まった段階的補助。
その仕組みは、過去の苦い経験からきたものだと言います。
石油商業組合に話を聞きました。

福岡県石油商業組合 中村一俊 専務理事
「2008年に、暫定税率が1ヶ月だけ失効になったことがありまして、そのときは一気に25円ぽんと下がったのでかなり混雑をした経緯がありまして、道路にずっと車列がならんでみたり、ローリーが間に合わなかったり、いろんな問題が起きましたんで」
2008年の経験を受けて、石油商業組合からも段階的な補助金の増額を要求したといいます。
原価割れ販売の懸念も
一方で、段階的に増額する2週間というスパンに追いつけないガソリンスタンドが出てくるのではないかと危惧しています。

福岡県石油商業組合 中村一俊 専務理事
「スパンが今回、2週間、2週間、最後が20日ですから、我々としては、4週間ほど地下タンクの在庫があるところもあるので、場合によっては12月の31日に暫定税率が消えてですね、1月1日にも高い在庫を抱えたところがあるということになりますので、決してぽんと下げられないという事情をご了解いただきい」

組合では、消費者の誤解を招かないようポスターを作成、数日中に加盟のガソリンスタンドに張り出す予定です。
中村さんは、消費者にも「仕組みを理解して適切に給油をして欲しい」と話しています。







