在庫なくなるまで値下げできず・・・
エネオス 呉服町給油所 岩本吉人 所長
「補助金というのは、元売りの方に入りますので、私たち卸に反映されるのはちょっと時間がかかって、販売価格に反映するにはタイムラグが生じると思います」

こちらは、補助金の流れです。
政府はガソリンスタンドではなく、元売り会社に補助金を交付します。
それを受けて、元売りが補助金分を値下げし、ガソリンスタンドに卸します。
こうして、ガソリン価格も下がるのです。
しかし、13日の時点では、補助金が10円の時に仕入れたものがタンクに残っているため、在庫が無くなるまでは補助金が15円に増額されたガソリンを仕入れることが出来ず、値下げすることも出来ないというわけです。
値下げまで「1週間ほどかかる場合も」
エネオス 呉服町給油所 岩本吉人 所長
「段階的に補助金が引き上げられる中で在庫している燃料が高くなってしまうので、在庫リスクが発生するかなと思う。高い燃料を安くなったタイミングで安価で売らないといけなくなる可能性があるのかなと」

今後2週間ごとに安くなる仕入れ値。
いつ仕入れるのがベストなのか、また仕入れ値との差額を負担した上で、値下げを前倒しするかなど、各ガソリンスタンドにその判断が委ねられているのです。
政府も、販売価格が下がるまでに「数日から1週間ほどかかる場合もある」としています。

エネオス 呉服町給油所 岩本吉人 所長
「段階的に引き上げられるので価格変更とかが頻繁に行わないといけなくなるので、その辺に関しては手間になるかなと。原油価格と為替の影響もありますので、引き上げられた補助金が必ずしも販売価格に転嫁できない可能性があるので、その点はお客様にご理解いただきたいなと」







