福岡空港の運営会社、「福岡国際空港」は6日会見を開き、通期の純利益が42億円となる見通しを発表しました。
通期での黒字は、2018年の設立以来初めてとなります。
福岡国際空港が6日に発表した中間決算。
売上高は341億円、純利益30億円といずれも過去最高を記録しました。
第2滑走路の運用開始で利用者が増加

この好調を支えているのが、今年3月に運用を開始した第2滑走路です。
全長2500メートルの滑走路により、離着陸回数が1時間あたり2回増えて40回、年間では、18万8000回まで対応できるようになりました。
特に、国際線が好調で中国やベトナムなどを結ぶ路線が増え4月からの半年間で利用者は過去最高の約453万人。

そして、空港内の免税店や飲食店も大盛況です。
福岡国際空港 田川真司 社長
「免税店も予想を上回る感じですね、特にフードコートが予定の4割増しで推移している、特にうどんラーメンとんかつそういったものが予定よりも大きく、皆さんに食べてもらっている、その好調が下期も維持できるであろう」
通期の純利益も42億円となる見込みで通期での黒字は、2018年の設立以来初めてとなります。
離着陸の回数 想定上回る見通しで課題も
ただ、この利用増加が新たな課題も生んでいます。

今年4月から半年間の離着陸回数はすでに9万8千回。
このペースで計算すると、年間の想定を8000回ほど上回る見込みです。
福岡国際空港は、1時間あたりの離着陸数を現在の40回から45回に増やすことを目指し、11月11日に委員会を立ち上げます。







