27日未明、福岡市中央区でパトカーの追跡から逃走していた自転車の男性(50)が交差点を横断しようとして転倒しました。
男性が乗っていたのはブレーキが付いていない自転車でライトも取り付けられておらず、「整備不良がばれると思って逃げた」と話しているということです。
27日午前4時すぎ、福岡市中央区平尾で無灯火で走行する自転車をパトロール中の警察官が発見しました。
警察は自転車を運転する男性に停止を要求しましたが、男性はこれを無視して逃走。
逃走中に一時停止を無視するなどの違反も確認されたため、警察はパトカーのサイレンを鳴らして自転車の男性をさらに追跡しました。
男性は300メートルほど逃走した後、西鉄平尾駅前の交差点を横断しようとして転倒しましたが再び自転車に乗って逃走しようとしたところ、走って追いかけてきた警察官にリュックをつかまれたため停止して職務質問に応じたということです。
自転車に乗っていたのは中央区に住む50歳の自称デザイナーの男性で、けがはありませんでした。
警察によりますと、男性が乗っていたのはブレーキの付いていない競技用自転車「ピストバイク」で、ライトも取り付けられていませんでした。
男性は警察に「整備不良がばれると思って逃げた」などと話しているということです。

中央警察署は男性について、道路交通法違反(制動装置不良)の疑いもあるとみて調べることにしています。
また、追跡行為が適切であったかどうかについては「調査中」としています。







